長岡京市の約4割を占める西山の、森林整備で伐採した木材を有効活用するために、今年度も11月より「西山産の薪」の販売をスタートします。
薪割りや販売は、障がい者の雇用創出を兼ねて、市内の障がい福祉事業所「草のたね合同会社」に委託します。
■「西山産の薪」の販売概要
期 間:11月~来年3月
場 所:長岡京市井ノ内南内畑22((有)永原造園の西隣)
価 格:1束 600円
(市民と市内の法人に限り、10束以上の購入より50円/束で配達可)
補 助:長岡京市が、市民と市内の法人を対象に、1束あたり200円を補助します。
■事業の背景
平成17年から、森林所有者や地域住民、企業、ボランティア団体、行政などで組織する西山森林整備推進協議会が主体となり、西山の森林整備を進めてきました。間伐したヒノキや杉などは、公共施設の建築用材などに利用してきました。その一方、コナラやクヌギなどの二次林の木材の利用方法が課題となっていました。そこで、西山森林整備推進協議会が平成23年から二次林を薪として販売する事業を始め、昨年度から長岡京市森林組合が引き継いでいます。売上げは、西山の森林整備に充てられます。
販売にあたっては、障がい者の雇用創出を兼ねて「草のたね」へ委託しています。薪の販売事業に、障がい者事業所と連携する取り組みは、全国的にもあまり事例はありません。
あわせて、地産地消の推進を目的に、市では、薪の購入補助事業をおこなっています。
【問い合わせ】農林振興課 西山森林整備係
075-955-9687
5月22日(金)、平成27年度長岡京市森林組合総会を開催し、平成26年度の事業報告や決算報告、役員の改選、平成27年の事業計画等の議案が全て承認されました。
平成27年度の主な事業としては、「国産材の利用拡大と森林・林業再生運動」に沿って、地域産材の利用拡大を図るための利用間伐を積極的に実施するほか、昨年度に引き続き薪の販売に取り組む予定です。さらに、林業知識や技術の向上を目的とした研修の実施や、農業祭等のイベントにおける啓発活動にも力を入れていきます。
また、役員改選により、以下のとおり新たな役員が選任されました。 代表理事組合長 藤井 昇二 副組合長 湯川 忠雄 代表監事 春田 忠男
今後とも皆さまのご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
長岡京市森林組合の取り組みを紹介した『長岡京市森林組合だより 第7号』を発行しましたので、ご覧ください。
サントリー天然水の森「きょうと 西山」の取り組みを紹介した『天然水の森だより 第6号』を発行しましたので、ご覧ください。天然水の森だよりは、今後も年2回程度の頻度で発行していく予定です。
3月3日(火)、兵庫県川西市周辺において実施されている里山林整備などについて研修してきました。 全国的にほとんどの里山が放置されている中、当地は茶道用の炭生産のため、今でも昔のように利用されている全国でも珍しい里山林であり、日本一の里山と評されています。 当日は、先進的に里山林整備を実施されている現地見学やエドヒガン(桜の野生種でソメイヨシノの母種)の保全活動、また活動により伐採された木の有効利用についてなどのお話を聞かせていただきました。 今後の西山保全において里山林整備や木材の有効利用は重要になってきます。今回の研修内容を参考に今後とも積極的に取組を進めてまいります。